インタビューvol.3 山下さん

年齢を重ねても、新しい取り組みに挑戦することで自分の持つスキルを広げていく楽しさ、喜びを感じています。

第2ソフトウェアチーム・ハードウェアチーム 2007年入社
マネージャー 山下さん

前職は技術派遣会社でした。別の常駐先へのシフト提案が転機となり、30代でソフトウェアエンジニアに転身しました。その後、グラビティに入社。配属当初は前職での経験を活かし、後にC言語のソフトウェア開発やASP.NETを用いたWeb開発のチャンスに挑戦しました。多様な経験を積み重ね、新しいツールや技術を習得し、今では顧客からプロジェクトを任される信頼を得ています。新しい取り組みに挑戦することで、スキルを広げる過程に楽しさと喜びを感じています。

新たな挑戦の先に。
30代でソフトウェアエンジニア転身

よろしくお願いいたします。
グラビティに入る前のキャリアについて教えてください!

前職では、半導体のLSI上流設計のDA(Design Automation)という、ちょっとUnixプログラマ寄りの設計業務に従事していました。キャリアの転機は、新しい常駐先へのシフト提案があったことでした。その常駐先ではソフトウェアの仕事も手がけられるということで、このチャンスを生かして、30代でソフトウェアエンジニアに転身しました。その後、グラビティに入社して、現在の常駐先で働いています。

最初の頃は、ソフトウェア開発の経験が浅く、VisualStudioも使ったことがなかったんです。でも、前職の経験や、趣味でやっていたHP作成などで得たWeb知識が役立ち、少しずつソフトウェア開発で実績を積んでいきました。

現在のプロジェクト先には10年以上勤務していますよね。配属当初からのお仕事について教えていただけますか?

10年以上も経つと、少し忘れてしまっている部分もありますが(笑)、初めは前職で経験のあるExcel VBAマクロの開発から始めました。その後、ほとんど経験がなかったC言語のソフトウェア開発やASP.NETを使ったWeb開発にもチャレンジしました。これらの業務経験はなかったんですが、Perlを含む複数のスクリプト言語や、趣味で学んだASP、JavaScriptの知識があったので、プロジェクトチームのメンバーに「できる?」と聞かれたとき、迷わず「やりたいです」と答えました。

最初は未知の領域で、サポートを受けながらも経験を積んでいくうちに、開発への積極的な参加が増えていきました。確かに苦労もありましたが、新しい技術を学ぶ楽しさや、趣味での言語学習が開発キャリアを築く大きなチャンスになりましたね。

失敗ももちろんある。
その先に技術習得できる嬉しさがあるから楽しめる

未知な領域においても、楽しみながら積極的に取り組まれているのですね。大変な中でも楽しめる仕事のスタンスを是非お伺いしたいです。

私の仕事のスタンスは、いつもトライアル&エラーなんです。新しい技術に興味があると、迷わず手を出してみるタイプ。そんな試行錯誤の積み重ねが、新しいツールや技術の習得につながっていると思います。もちろん、失敗もありますし、時には工数が予定以上にかかって叱られることもありますけど、「できなかった」ということはありません。必ず何かしらの成果を出して、エンドユーザーに利用してもらえるようにしています。

大変な経験もたくさんありましたが、それを経て新しい技術が身につく喜びの方が大きいんです。ソフトウェア開発は5年も経つと手法やトレンドが変わるので、古いソースを新しい言語やツールでアップデートすることもよくあります。私は色々な言語を浅く広く使ってきたので、現在も幅広い開発言語やツールを使った案件に参加することが多いです。そんな中で常に新しい技術を習得できています。

自分たちは日々勉強しています、まるでマラソンのように。できることをどんどん増やし、経験を積み重ねてきました。そんな風にして、プロジェクト先にはもう15年目になります。この15年で、本当に多くの経験をしましたね。今ではプロジェクト先から、私がいればプロジェクトを形にできると信頼されていて、色々なプロジェクトに参加させてもらっています。

技術の変化と進化を楽しむ。
年齢を超えた技術探求

現在はどのような業務に取り組んでいますか?過去に印象に残っているプロジェクトがあれば、教えてください。

現在は、研究所の方々と協力して、様々なシステム開発に取り組んでいます。研究所の要望や依頼に応じて、制御システムや設計システム、工場の管理システムの改善や新規開発に携わっています。特に研究試作のプロジェクトでは、新しい技術の導入が頻繁にありますね。

例えば、印象深いプロジェクトとしては、火力発電用のガスタービン発電機の制御システムの開発です。安定した発電を実現するために、様々なセンサーデータをフィードバックして制御するシステムで、常に改良や研究を行っています。このプロジェクトでは、研究者やSIerと共に新しい試みに挑戦しながら開発を進めました。

また、工場部品の生産管理システムでは、在庫管理、受発注管理、組立スケジュール管理、予算管理など、効率化を目指したデータ連携システムや予測に基づいたスケジューリングシステムの開発に取り組みました。ここでは、大規模データを高パフォーマンスで処理する技術が重要でした。このシステム開発に参加し、工場全体の生産性向上に貢献できたことが嬉しいです。

研究所からの様々な課題を具現化してきたわけですね!印象に残るプロジェクトはありますか?

研究所からの依頼される業務は全て印象に残っています。新しい挑戦に取り組むことでスキルを広げ、それが楽しく感じられます。技術の変化やデータの規模の増加、新しい技術の登場など、常に変化している業界ですが、プレッシャーよりも達成感を感じています。

新たなスキルや知識を取り入れることにワクワクしながら取り組んでいます。だから、自己成長を続けることが、これからの挑戦には欠かせないと思っています。

次に、兵庫のチームについて教えてください。
どんなメンバーがいらっしゃるのでしょうか?

「個々のリズム」を大切にするメンバーが多いですね。それぞれが自分自身のペースやスタイルを守りながら、チームとしても協力し合い、互いに学び合っています。例えば、ベテランエンジニアの一人は朝早く出社して、静かなオフィスで技術書やビジネス書を読んでいます。また、家族との時間を優先するために効率的に働くメンバーや、プライベートでオンラインゲームを楽しむ若手メンバーもいます。それぞれが自分のスタイルを持ちながら、兵庫チームを形成していますよ。

リーダーとして、どのようなチームを目指していますか?

重要なのは、チーム全員が同じ方向を向いていることですね。そのためには、共通の目標に向かう環境の構築が必要だと思っています。現在、私たちはその理想に向けて日々努力しています。チームの目標を設定し、それについてメンバー間で共有し、話し合い、意見を合わせる作業をしています。

さらに、チームには全員が貢献できるようにスキルアップを目指す必要があります。ありがたいことに、サブリーダーがチームの活動や若手の指導を丁寧に行ってくれていて、とても心強いです。勉強会のテーマも、メンバーからさまざまなアイデアが出ています。若手の方が成長したいと思っているなら、兵庫チームはベテランから確かなノウハウを学べる場所です。自分の目標に向かえば、SEとして最短で成長することができると思いますよ。

サブリーダーとの信頼関係が伺えますね!
兵庫チームは、個々のスタイルやペースで働くことを重視し、その多様性がチーム全体の強みになっていると感じます。

目指す先

これから目指すキャリアについて教えてください!

現在、私はこれまで蓄積した技術を活用する側に立ち、自分に求められるものがより高いレベルになっていると感じています。これまでの経験を生かし、より効率的に生産性を高めることが私の課題です。年齢を重ねるごとにスキルも向上し、求められる要素も増えてきています。単なる処理能力ではなく、自分にしかできない価値提供ができるかどうかが、これからの重要なポイントです。

今後、業務の重点が設計開発からマネジメントへと移行していくと思いますが、技術に関する知識は常にアップデートしていきたいと思っています。これは、メンバーと適切なコミュニケーションを取るためにも必要なことだと考えています。

ありがとうございました!グラビティでは一緒に働く仲間を募集しています。

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