インタビューvol.5 溝渕さん
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これまでのCAD経験や知識を活かし新しい業務領域に挑戦。やりがいを感じています。
技術基盤推進グループ 2023年入社
溝渕さん
前職ではCADを活用した設計業務に携わっていました。 環境改善に対する対応の遅さなど、会社への信頼感が薄れてしまったことで転職を決意。代表の池田さんとの面接での対話で「この人なら信頼できる」と感じ、グラビティで働きたいという思いが強くなりました。グラビティに入社してからはCADの経験を活かし、新しい業務領域であるPLMに挑戦。これまでの経験や知識を活かしながら、製品開発の全プロセスを見渡すことができる環境でPLMに挑戦できることに、やりがいを感じています。
信頼を軸にしたグラビティへの転職
よろしくお願いします! 転職を決めた経緯と、これまでのご経歴について教えていただけますか?
前職ではCADを活用した設計業務に携わっていました。転職を考え始めたのは、以前の会社での環境改善に対する対応が遅く、消極的だったことが大きな理由です。問題を提起しても、真剣な対応を得られず、信頼感が薄れてしまいました。転職活動では、CADの経験を活かせる職を求め、様々な媒体を通じて探していました。そこで「NX」をキーワードにグラビティの求人を見つけ、興味を持ちました。他社にも応募していましたが、初めはグラビティに対する興味はそこまで強くなかったんです。笑
グラビティへの入社を決めた理由はズバリ何ですか!?
決め手は面接官でした。特に印象的だったのは、一次面接の営業の方との対話で、真剣な質問とリラックスした雰囲気の絶妙なバランスが心地よかったです。そして、最終面接で代表の池田さんとの対話が非常にインパクトがあり、「ここで働きたい」と強く感じました。
池田の印象が強かったのですね!もう少しどんな点が印象的だったか詳しく聞きたいです。
池田さんは男気があり、率直に自分の意見を述べる一方で、自身の失敗経験も正直に話してくれました。この姿勢から「この人なら信頼できる」と感じましたね。それから次第にグラビティで働きたいという思いが強くなりました。私にとって「信頼」は非常に大切な価値観です。選考過程で出会った営業の方や代表の誠実さと正直さから、グラビティは技術者をしっかり守ってくれる会社だと感じました。前職での問題提起への消極的な姿勢とは異なり、グラビティでは積極的な対応が期待できると感じ、それが転職の大きな動機となりました。
そうなんですね!実際に入社されてから、前職と比較してどのような変化を感じられましたか?
はい、確かに変化を感じています。グラビティは、問題提起から解決に至るまでのプロセスで、意見の相違や誤解も積極的に解消する文化があります。互いの理解と信頼を深めることで、満足のいく結果を目指しているんです。
特に印象に残っているのは、人事制度の変化です。私が入社した時に、人事制度改定の説明会がありました。社内の声に基づいてこの制度を改定したと聞き、柔軟に変化できる会社だと感じました。
私は、人間関係では解釈の違いや誤解が避けられないと思っています。その中で、意見の積極的な発信と受け入れ、そして問題解決を目指すことが大切だと考えています。グラビティは、このような問題解決への積極的な姿勢を持っている会社です。
成功か失敗かは別としても、このような会社の変化に期待していて、自分もその変化に貢献したいと思っています。
PLMへの挑戦、CAD経験を生かし、新たな領域に踏み出す
グラビティに入社してからは、CADの経験を活かし、新しい業務領域であるPLM※1に挑戦されていますね。
そこに不安はありませんでしたか?
(※1PLM=Product Lifecycle Management)
不安はなかったですよ。むしろ、これまでのCAD経験や知識を活かしながら、製品開発の全プロセスを見渡すことができるPLMに挑戦できることに、やりがいを感じています。PLMは製品に関わる情報を一元管理し、製品開発の効率化を図る重要な業務であり、私の技術的背景と大局的に物事を見る能力を活かせると感じました。新しい業務では学ぶべきことが山ほどありますが(汗)、それを楽しみながら自分なりのアプローチで取り組みたいと思っています。
溝渕さんは、長年の経験を活かし、新たな挑戦に恐れずに取り組む姿勢が素晴らしいですね!直感に基づく判断も、実は豊富な経験に支えられていて、その判断力の速さが印象的です。
PLMについて、もう少し詳しく教えていただけますか?
もちろんです。PLMは製品開発において重要な役割を担っています。具体的には、設計者がCADソフトウェアで作成する部品や工程に関する情報を収集し、異なる部門や工場での差異を解消するために取り組んでいます。
例えば、設計者がCADで部品を設計した場合、そのデータをPLMシステムに統合します。
これにより、部品の材料、仕様、価格などの情報を一元化し、部門間での誤解や情報の不整合を防ぐことが可能になります。このプロセスは、設計者間のコミュニケーションを円滑にし、設計ミスを減らすことに貢献しますし、製品の開発スケジュールの短縮や品質向上にもつながります。
さらに、製品の情報やデジタルデータを管理し、社内での共有・活用を効率化すること、製品データの複雑化に対応し、異なるプロジェクトでの再利用の可能性を探ること、設計BOM、生産BOM、BOPなどの異なるデータソースを連携させ、情報の一貫性を確保し、業務プロセスを効率化することなど、様々な課題を解決する役割を担っています。
品質と効率性の追求 CADスキルをPLMで活かす
溝渕さんのCAD経験は、具体的にどのように活かされていますか?
私の様々なCAD経験がPLMで活かされています! 例えば、CADでのデザインやモデリングの方法、CADデータの変換技術、異なるCADプラットフォーム間でのデータ変換(例えば、CATIA、NX)、さまざまなCADソフトやバージョンの精度の違いの理解などです。これらの知識は、設計者とのコミュニケーション、データの取り込み、効果的なデータ連携、最適な業務プロセスの効率化に役立っています。
CADの経験がこんなにも活かされるんですね!CADの知識や経験は、設計だけでなくPLMの分野でも大きな可能性を開くんですね。
PLMで活躍できる人材はどのような方だと思いますか?
PLMで活躍できるのは、CADを扱う業務で「CADデータの一貫性を向上させたい」「情報の取り違えや不整合を防ぎ、製品設計プロセスを最適化したい」と考える方々です。製品設計全体の品質向上や効率性の向上に貢献したいと思う方なら、これまでのCAD知識を生かして活躍できると思います!
PLMが切り開く未来 消費者への信頼と価値の提供
はい、PLMは、これからの製品の価値において中心的な役割を果たすと考えています。消費者は、製品がどのようなプロセスを経て作られたかにも関心を持っています。PLMは透明性と信頼性の高い情報を提供することで、製品の価値をさらに高めることができます。
例えば、スーパーで売られている食品の産地や、それを作った人々の情報、その食品のライフサイクルの管理など、消費者にとって身近な製品管理にも応用できます。また、衣服の分野では、素材の生産地、加工過程から最終製品までの全過程をPLMで追跡することができます。綿100%のラベルだけでなく、その綿がどこでどのように栽培されたか、どんな人々が関わっているかなどの詳細な情報を提供できれば、製品の価値はさらに高まると思います。
面白いですね!PLMの可能性を知ることができました。
ありがとうございます!
目指す先
私は、これからもものづくりへの情熱を持ち続け、常に顧客の満足を最優先に考えていきたいです。顧客が喜ぶことがものづくりの成功だと思っているので、PLM分野での専門知識と経験をさらに深め、効率的なデータ管理とシステムのカスタマイズに注力していきます。
PLMは製品のライフサイクル全体を通じて持続可能性を追求する上で重要です。この分野での挑戦を通して、私のスキルと知識をさらに向上させ、成長していきたいと考えています。
本日は貴重なお話をありがとうございました。溝渕さんの今後の活躍に期待しています。